元フランス代表MFプティ氏、古巣アーセナルの補強戦略に苦言。「なぜ昨夏にストライカー獲得しなかったのか」
現役時代はASモナコやアーセナルでプレーした元フランス代表MFエマニュエル・ローラン・プティ氏が、スウェーデンメディア『Casino Utan Spelpaus』のインタビューに応じ、古巣アーセナルの補強戦略について言及した。プティ氏は、「前回の移籍市場で、ストライカー不足に対処すべきだった」と指摘している。 ここまでのプレミアリーグでは、11勝7分け2敗という成績で勝ち点40を獲得し、首位リバプールを7ポイント差で追うアーセナル。アタッカー陣に負傷者が続出していることから、冬の移籍市場でストライカーの獲得に動く可能性が高まっている。これまでにユべントスFWドゥシャン・ブラホビッチやニューカッスル・ユナイテッドのFWアレクサンデル・イサクなどが候補にあがっていると伝えているなか、プティ氏がアーセナルの補強戦略について語った。 54歳のプティ氏は「彼らは前回の移籍市場でその問題(ストライカー不足)に取り組むべきだった。数人の選手を加えて、チームの質を高めたことは知っているが、十分にカバーできるポジションへの補強だった。彼らはリッカルド・カラフィオーリと契約したが、左サイドバックでプレーできる選手がすでに2人か3人いた」と指摘した。 続けて「私はカラフィオーリの大ファンだが、若いルイス・スケリーを見てみると、彼は非常にうまくやっているし、オレクサンドル・ジンチェンコはほとんどの時間ベンチにいる」と自身の考えを示した上で、「3日ごとにプレーし、すべての大会で戦わなければならない場合、チームの厚みが必要であることは理解しているが、ストライカーのポジションが優先事項だったはずだ。なぜ昨夏アーセナルが適切なストライカーを獲得しなかったのか理解できなかった」と話した。 また「1月に彼らが望んでいるような最高のクオリティのあるストライカーを連れてくることはできないだろう」と語り、冬の補強は難しいと見解を示している。
フットボールチャンネル編集部