３日前の日曜日、高島市今津町の街中で、相次いでクマが目撃されました。行政や警察は、警戒を強化しています。 （記者）「クマは最初近隣の小学校からおよそ２００メートル離れたこちらのあたりで歩いている姿が目撃されました。」 今月１８日、まだ暗い午前３時半ごろ、新聞配達員が体長１メートルほどのツキノワグマと見られるクマが歩いているのを見つけました。それから約６時間後の午前１０時ごろ、同一個体と思われるクマが、近くの店舗の駐車場を走る様子が防犯カメラに映っていました。すでに店は営業している時間。従業員が客を店内に避難させ、けが人などの被害はありませんでした。 （記者）「その後クマは今津港前でも出没しているとの通報があり、住宅が並ぶ道路を走る姿が目撃されています。」 （観光船乗り場スタッフ）「小学生ぐらいの子とお父さんが釣り竿もって走ってきた。走って逃げてきたが、クマと言った気がしたので見たら黒いのが飛んできた。走ってきた。立っている間にスッと向こうまで行ってしまって姿を消した。」 山から街中の大通り、そして、びわ湖までやって来たクマ。 県の自然環境保全課は、街中にクマが現れた要因は分からないとしつつも、住宅の近くにクマが来ないように、ごみの管理を徹底し、万が一クマに遭遇した際は、「静かに後ずさりをして距離をとってほしい」としています。