【ゴールデン・グローブ賞受賞結果一覧】『オッペンハイマー』5冠!ジブリ『君たちはどう生きるか』 作品賞受賞
アカデミー賞の前哨戦とも言われる、ゴールデン・グローブ賞の授賞式が現地時間1月7日(日)に開催された。ご存知の通りその年の賞シーズンの幕開けを告げる授賞式であり、アカデミー賞の行方を占う前哨戦としても毎年注目を集める。 【写真】第81回ゴールデン・グローブ賞、豪華セレブのレッドカーペットドレス集 今年は最多9部門でノミネートされた『バービー』、後を追う『オッペンハイマー』、『キラーズ・オブ・ザ・フラワームーン』、『哀れなるものたち』がいくつトロフィーを手にするのか、新設されたシネマティック&ボックスオフィス賞をどの作品がとるのかも見どころだった。そして『君たちはどう生きるか』と『すずめの戸締まり』と日本アニメ界から2作品が候補にエントリーしたアニメ映画賞の行方も注目されていた。 結果は、映画部門ではクリストファー・ノーラン監督の『オッペンハイマー』が作品賞(ドラマ)を受賞。クリストファー・ノーラン監督が初のゴールデングローブ監督賞を獲得。さらに同作は作曲賞でルドウィグ・ゴランソンが受賞し、キリアン・マーフィーは主演男優賞、ロバート・ダウニー・Jr.は助演男優賞を受賞し最多5冠に輝いた。 そしてミュージカル/コメディ部門では、ヨルゴス・ランティモス監督の『哀れなるものたち』が作品賞を受賞。同作でエマ・ストーンは主演女優賞を受賞している。
宮﨑駿監督『君たちはどう生きるか』はアニメ映画賞に輝いた
アニメーション部門では宮崎駿監督の『君たちはどう生きるか』が作品賞を受賞。日本作品の同カテゴリー受賞は初であった。本作は、宮崎駿が原作・脚本・監督を手掛け、監督が少年時代に感銘を受けた書籍「君たちはどう生きるか」からタイトルを採用し、まったく別のオリジナルストーリーとして完成させた冒険活劇ファンタジー映画。海外からの評価も高くニューヨーク映画批評家協会賞、ロサンゼルス映画批評家協会賞、ボストン映画批評家協会賞で「最優秀アニメーション賞」を受賞している。
プロデューサーが授賞式欠席のため、プレゼンターを務めたナタリー・ポートマンとフローレンス・ピューが代理でトロフィーを受け取る場面も。