価格は520万円から!やっと発売「ランドクルーザー250」の全貌
たとえば、6つのドライブモードが選択できる「マルチテレインセレクト」や、4つのカメラを使うことでまるで床目が透けて見えるかのような「アンダーフロアビュー/アンダーフロアビュー(後輪)」、フロントスタビライザーのロック/フリーが切り替え可能な「SDM(Stabilizer with Disconnection Mechanism)」を搭載。電動パワーステアリングの採用は、ランドクルーザーでは初となるニュースである。
現代のクルマとして当たり前の安全機能や運転支援機能にもぬかりはない。「トヨタセーフティセンス」には、「プリクラッシュセーフティ」に加え、危険に近づきすぎないように“リスクの先読み”を行い、運転操作をサポートする「プロアクティブドライビングアシスト」も導入。 高度運転支援技術「トヨタチームメイト」の機能として、一定条件下でハンズオフ(手放し運転)を許す「アドバンストドライブ(渋滞時支援)」も設定している。その他にもこうした安全機能や運転支援機能は枚挙にいとまがないため、詳しく知りたい人はカタログなどで確認するといいだろう。
■ディーゼル/ガソリン2つのパワートレイン 全グレードに設定されるディーゼルターボエンジン車は、4気筒2.8リッターの1GD-FTV型で、最高出力150kW/最大トルク500Nm。Direct Shiftと呼ばれる8ATを組み合わせる。 中間グレードのVXでのみ選択可能なガソリンエンジンは、4気筒2.7リッターの2TR-FE型で、最高出力120kW/最大トルク246Nm。こちらは6AT(6 Super ECT)との組み合わせ。いずれも、センターディファレンシャルにトルセン®LSDを採用するフルタイム4WDだ。
燃費は、ディーゼルがWLTCモードで11.0km/L、ガソリン車が7.5km/L。走りの面でも燃費の面でも、よほどの理由がない限りディーゼルを選ぶのが自然である。 ただし、実はランクル250にはハイブリッド車やマイルドハイブリッド車も存在している。現段階では海外向けのみの設定となるようで、日本導入も期待したいところだ。 ■ランクルのライバルはランクルである 当記事のサブタイトルが「最大のライバルは身内ランクル70/300か?」となっていることに気づいた人もいるだろう。