イケてる40代メンズのスプリングコートの選び方とは?
「スプリングコートを制するものは春ファッションを制する」と言っても過言ではない。トレンドにフィットしているか、ミドルエイジの男性に似合うかなどを精査した上で、40代の男が見るべきポイントを紹介していく。 スプリングコートの着こなし方をストリートスナップから学ぶ
世界のイケオジの春コート、主戦場はロング丈か!?
ピッティウォモ、ミラノファッションウィークと言えば、リアルなメンズトレンドを把握する上で重要なイベント。もともとお洒落感度の高い男性に好まれてきたロングコートの着用者が例年に比べて目立った。実際に彼らが着用しているアイテムとしては、現代のトレンドを反映したコンテンポラリーブランドのコートと、バーバリーやアクアスキュータムに代表されるオーセンティックなデザインのコート(現行品&ヴィンテージ品)に二極化している。 では、実際にどんな春コート(スプリングコート)を選べば良いのか?後悔しないために欠かせないポイントを整理する。
スプリングコート選びのポイント①「ファッションカテゴリとの相性&着回しの良さ」
まず、自分の手持ちの服のカテゴリや目指す着こなしカテゴリを明確にした上で、そのカテゴリと乖離しないスタイルのコートを選ぶのが重要だ。一着のコートを色々なスタイルで着回すなら、バーバリー等の王道ブランドのオーセンティックなコートを選ぶほか、特定のスタイルカテゴリへの偏りがないブランドのコートを選ぶのがおすすめだ。今っぽさを演出するなら、気持ちオーバーフィッティングのサイズやデザインのものを意識的に選ぶのが◎
スプリングコート選びのポイント②「日本の春気候に好相性な素材の目利き」
春コートの定番素材といえばコットン。コットン100%素材のコートを選ぶのも良いが、いわゆる春の陽気と言われるような天気の良い日だけでなく、ジメジメした雨の日の着用に向いている素材のコートを選ぶと快適に過ごせる。具体的には、60/40クロス(コットン60%,ナイロン40%)や、コットンポリエステル、ポリエステルなど、化学繊維によって機能が強化された生地を選ぶのもおすすめだ。60/40クロスは、クラシックなトレンチコートにも採用される生地であり「化繊=悪」「化繊=安っぽい」といった先入観は捨てた方が良いと思う。ちなみにポリエステル繊維の特徴として、型崩れやシワが生じにくく、吸水性が低いため濡れてもすぐ乾くなど、春アウターにうってつけのメリットがある。