仲里依紗“歩”がギャルになった理由とは? NHK朝ドラ『おむすび』「博多ギャル連合」結成秘話がアツかった
橋本環奈主演のNHK朝ドラ『おむすび』。本作は、橋本環奈演じる平成生まれのヒロイン・米田結が、ギャルとして自分らしさを追求し、あることがきっかけで栄養士になることを志す。そして、人と人とを繋ぐために奮闘する様を描く物語だ。さっそく、第29話を振り返ろう。(文・野原まりこ)【あらすじ キャスト 解説 考察 評価】 【写真】仲里依紗“歩”がギャルになった経緯が明かされる…貴重な未公開写真はこちら。NHK朝ドラ 『おむすび』劇中カット一覧
歩の親友・真紀ちゃんとの約束
過労で倒れた結(橋本環奈)は徐々に回復に向かっていた。そんな中、部屋で休んでいた結の元に歩(仲里依紗)がやってくると、「神戸に帰ろうといってごめんね」と、謝る。 歩は、震災で亡くなってしまった真紀ちゃんのお墓参りに行きたいと思っていたが、1人では行けずにいたところ、家族でなら行けるかもしれないと思い、提案したと言う。 歩は震災後、糸島にやってきた頃のことを振り返る。中学に通っていた歩は、地震なんてなかったかのように過ごす同級生を見て、自分まで悲しい記憶を忘れてしまったら、真紀ちゃんのことまでなかったことになるのではないかと思い悩んで、中学に通えなくなってしまったのだった。 続けて歩は、高校生になって突然ギャルになった理由も明らかにする。 真紀ちゃんは高校卒業後に上京して、ギャル雑誌のモデルになることが夢だった。そして2人は一緒にギャルになることを約束していた。しかし、真紀ちゃんが亡くなってしまってから、歩はギャルになれなかった真紀ちゃんの代わりに、自分がその夢を叶えたということだった。 高校生の頃に犯してしまった傷害事件は、不良にカツアゲされていた子を助けようとした際に、相手に怪我を負わせてしまったが、反抗期もあって、両親に本当のことを言えずにいた。しかし、歩に助けてもらった女の子が歩の後をついていくようになり、「博多ギャル連合」が誕生したという。 翌朝、陽太から知らせを受けたハギャレンのメンバーが、米田家に訪ねてくる。 東京に帰る支度をしていた歩に気づいたハギャレンが、歩が大女優であることに触れると、聖人(北村有起哉)に言及された歩は、東京で何をしていたのか語り始める…。 歩がギャルになった経緯や真紀ちゃんへの気持ちが明かされ、結と歩の姉妹の絆が描かれた第29話。放送終了後、Xには視聴者による投稿が多く寄せられていた。 「まきちゃんは14のままで、あゆだけ成長してるのが切なかった。」「失った大切な人と共有したはずの未来を生きたい気持ち、わかる。」「歩の隣にギャルの格好の真紀ちゃんが並んでるとこで涙腺が決壊した…」「大人アユと中学生ギャルの真紀の姿に泣けた。」「今日も泣いた」など、歩の真紀ちゃんに対する思いに心を動かされた感想が散見された。 明日は、歩が東京で何をしていたのか、本人の口から語られるのだろうか。楽しみだ。 (文・野原まりこ)
野原まりこ