NHK 放送100年プロジェクト続々「みんなが選ぶベスト紅白」スタート 1971年紅白の再放送も決定
NHKは20日、東京・渋谷の同局で定例メディア総局長会見を行い「ひとりを思う、みんなのメディアへ」をキャッチコピーとする放送100年プロジェクトについて発表した。 2025年3月に放送100年を迎えることを記念して、これまでに放送してきた「紅白」の中から、視聴者から心に残る「ベスト紅白」を募集し、紹介するキャンペーン「みんなのベスト紅白」を実施する。 そのキックオフとなる特集番組を11月26日に「あなたが選ぶ!みんなのベスト紅白」キックオフスペシャル(後7・30)を放送する。 放送史に残る「紅白」の名曲・熱唱シーンや話題になった名場面などを当時のエピソードととに紹介する生放送特番。MCは「ウッチャンナンチャン」の内村光良、俳優の大泉洋、上白石萌音、同局の桑子真帆アナウンサーが務める。 また「懐かしの『NHK紅白歌合戦~第22回』」(リマスター版)の放送も決定。12月14日(土)・15日(日)の2日連続(14日が前編、15日が後編)で放送。1951年に正月のラジオ番組としてスタートしたNHK紅白歌合戦。テレビ放送が始まった1953年に大みそかのテレビ番組として放送が開始された。年末の風物詩も今年で75回目。放送100年を迎えるにあたり、映像に乱れの多かった紅白をビデオレストア技術で4K同等のクオリティーに再生。その第1弾として1971年に放送された「第22回」を2日連続で再放送する。 NHKメディア総局長は「(この回は)今でも皆さんがご存じの曲がたくさん歌われていている。歌番組は再放送がなかなか難しくて、今回は第22回、1971年なんですけど、他にも数本準備している。まずは視聴者の皆さんがどのように受け止めてくれるか。反応を見てたうえで放送する決める」とコメントした。 放送100年企画では、大河ドラマ「べらぼう~蔦重栄華乃夢噺~」(25年1月5日スタート、後8・00、初回15分拡大)、NHKスペシャル「『新ジャポニズム』第1集 サブカルチャー」(25年1月5日後9・00)の放送も予定している。