EXILE NAOTOが新たな挑戦を決意した理由とは グループへの思いも語る「三代目のためであり、僕の人生のため」
◆なお、この写真集にはNAOTOさんのこれまでの軌跡がつづられたエッセイも収録されています。あらためてお読みになって、今の思いはいかがですか? 『Onestà』(英訳:HONEST)というタイトルの通り、正直に自分の全てをできる限りさらけ出そうと。ただ、自分の歩んできた道を全て書くとなるとページ数が足りないので、ハイライト的に少しずつ語りつつ、そこに嘘がないようにというのはできる限り気をつけて書きました。伝わり方も意識しつつ、ファンの皆さんが知らないであろうことをグループのことも含めて書いたつもりです。きっとこれまで三代目のことを応援していただく中で、いろいろなことを感じたり、「この時こうだったのかな」と想像されたこともあると思うのですが、「やっぱりそうだったんだ」とこのエッセイの中で合点がいくこともあるはずで。もちろん、全てをさらけ出せばいいという問題でもないのですが、分かってもらったうえでなお愛していただけたらいいなと、少し踏み込んだことも書いてみました。 ◆ご自身の軌跡はもちろん、三代目 J SOUL BROTHERSへの愛が伝わるエッセイでした。デビューして14年経った今も、NAOTOさんがグループのためにと能動的に動かれるその理由は? グループへの愛、そしてリーダーという責任もありますが、個々で動いている時も三代目 J SOUL BROTHERSというグループの看板を持っているからこその僕らだと思うんです。グループとしての活動がなくなってしまうとそこもパワーダウンしてしまう気がしますし、ファンの皆さんも僕らを個々としても応援してくださってはいますが、その熱が冷めていってしまうのではないかなと。あと、僕らみんなあまり口には出さないですが、なによりも三代目のことが大好きなんです。みんな三代目として長く時間を過ごしたいという思いがあって、そのために僕も行動しているし、みんなもそれは同じじゃないですかね。僕が動くのは三代目のためでもあるし、裏を返せば自分の人生のためでもあります。 ◆写真集と同タイミングでHONEST BOYZ®のアルバム「HBZ」もリリースを迎えました。なぜこのタイミングにされたのでしょうか? HONEST BOYZ®としては、2016年に「PART TIME HERO」という楽曲をリリースし、その後もスローペースではあるのですが曲を定期的に出していたんです。そこから曲が溜まっていく中で、「アルバム出したいね」という話はメンバーの中でも何度か上がっていて。でも、タイミングを見計らっていくうちに時間が経ち、コロナ禍がやってきたりもして、やっと準備を終え、気持ちが整ったのが今だったという。でも、それもミーグリで「HONEST BOYZ®アルバム出さないんですか?」とか「ツアー待ってます」ということを言ってもらって、覚えてくれてるんだなと思えたのが大きかったですね。曲もそろったし、ツアーをやるんだったらアルバムを出せば皆さんにもツアーをイメージしてもらいやすいかなというのがあり、アルバムリリースとツアーを同時に発表しようということになりました。 ◆DEAN FUJIOKAさんを客演に迎えた「TOY BOY feat. DEAN FUJIOKA」をはじめ、NAOTOさんの青春である小沢健二さんの名曲「ラブリー」のカバーなど、多彩なラインナップをご自身はどう感じていますか? 先日あらためてラインナップを並べてみたのですが、もうめちゃくちゃ豪華だなと。客演ゲストの皆さんも含めて、すごく内容が濃いアルバムになったなと自負しています。DEAN FUJIOKAさんやコブクロさんとご一緒させていただいたのはもちろん、オザケンさんの「ラブリー」など思い入れの強い曲しかないので、時間をかけて丁寧にやってきた甲斐があったかなと。そして、今あらためて振り返ってみるとHONEST BOYZ®のスタイルがきちんとあるんだなというのも感じられました。 ◆4月からは同アルバムを携え、全国を回るソロツアーも開催されます。ぜひ見どころを教えてください。 まず、4月に開催する3公演(横浜、岡山、札幌)は皆さんとの距離がとにかく近いんです。久々にそういう会場でやらせていただくのですが、それこそまさに僕の原点といいますか、ずっとクラブで踊っていたので、久々にあの景色が見られるのかと思うとすごく楽しみですね。それに、その近さだからこそ見せられるパフォーマンスもあると思いますし、パフォーマーとしての側面を前面に押し出したツアーになるのかなと。もちろんHONEST BOYZ®のアルバムを引っさげてのツアーではあるのですが、ファンの皆さんが僕に期待してくれているところはパフォーマンスというのは感じているので、NAOTOにしかできない、パフォーマンス命のツアーというイメージでやっています。「何をするのだろう?」とおそらくイメージが湧いていない方が多数いらっしゃると思うのですが、そんな中でもチケットを買ってくださった皆さんを絶対に裏切らないツアーにしたいです。 ◆パフォーマンスもとても楽しみですが、歌を披露される可能性も…? それはもちろん。「HBZ」を出していますし、先日「三代目 J SOUL BROTHERS PRESENTS “JSB LAND”」で「要!」という楽曲を歌唱をした流れもあるので、マイクを持ってのパフォーマンスというのも披露したいなと思っています。 ◆さらに、先日はNAOTOさんがデビュー前から見守ってきた後輩グループ・KID PHENOMENONのツアー帯同も発表されました。 今回KIDはゲストでもあり、サポートメンバーでもあるので、常に一緒にパフォーマンスをしてくれます。それ以上のこともあるかもしれないですよ、というところは、ぜひ皆さんに想像力を働かせていただけたら(笑)。 ◆NAOTOさんおひとりのパフォーマンスの時間もある? そうですね。ライブの流れを見ながら、そういう部分も作っていきたいなと思っています。 ◆最後に、今後の展望を聞かせてください。 昨年は三代目としてライブをたくさんやらせていただき、皆さんと会う機会も多く、今年もきっと活動を待ってくださっている方が多くいらっしゃると思います。先日、音楽番組に出演させていただきましたが、次の作品についてもみんなで話していて。僕らが目に見えない活動をしている時はその準備をしていると思っていただき、今年も大いに期待していてほしいです。 <PROFILE> EXILE NAOTO ●えぐざいる・なおと…1983年8月30日生まれ。埼玉県出身。B型。 ●photo/徳永徹 hair&make/千絵(HMC)
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