「不要不急の外出控えて」今季“最強寒波”金曜にかけて日本海側中心に「警報級の大雪」警戒、日曜は関東でも雪のおそれ【Nスタ解説】
■寒波は9日(木)がピークか 過去にはJPCZで立往生も 井上キャスター: 過去にはJPCZで立往生もありました。2022年12月19日には、新潟県柏崎市(国道8号)で、約20キロの立往生が発生。38時間通行止めとなりました。 2024年1月24日には岐阜県関ケ原町の名神高速の上下線で1200台の立往生が発生。34時間通行止めとなりました。 北陸や東北では、一家に1台、1人1台車が必要な状況なので、不要不急の外出控えてと言われても、なかなか難しいところがあると思います。 気象予報士 小野裕子さん: やむを得ずというケースもあると思いますが、備えは十分にしてください。 この先、長期滞在型の寒波は、9日(木)がピークとなりそうです。北海道から九州にかけて雪マークになっていて、荒れた天気となりそうです。 天気図を見ると、JPCZがあって特に雪雲が発達しやすいのですが、9日(木)はこの上に低気圧が発生する予想です。これでさらに大気の状態が不安定となって、急に雪が強まったり、風が強まって猛吹雪となるおそれが高まっています。 このJPCZが向かう先、ぶつかるところで特に雪雲が発達しやすくて、9日(木)は東北の南部、北陸にかけて流れ込む予想となっています。 これが9日(木)午後10時の予想では、新潟や輪島の辺りでも雪が強まりそうです。 地震の影響などもあり、雪の重みで家屋が倒壊しやすくなることも考えられるので、十分に注意してください。 西日本の太平洋側にも雪雲が流れ込みそうです。 ■10日(金)には寒気が関東を覆う予想 12日(日)には一部で雪が降るおそれも 気象予報士 小野裕子さん: 10日(金)にはJPCZが山陰の辺りに流れ込む予想となっていて、西日本の日本海側でも大雪、積雪や路面凍結のおそれがあります。 大雪の注意点として、9日(木)は山形県・北陸中心に、9日(木)夜以降には広い範囲で50センチ以上となり、西日本でも中国山地で50センチ以上降るところがありそうです。2日間で1mを超えるようなドカ雪となるところもありそうです。 JPCZはずっと同じ場所ではなくて、北に行ったり、西に行ったりなど、動くものです。それで雪の強まりやすいエリアも変わってきます。