情報収集衛星、9月に打ち上げ H2Aロケット49号機
三菱重工業は16日、政府の情報収集衛星「レーダ8号機」を載せたH2Aロケット49号機を、9月11日に種子島宇宙センター(鹿児島県)から打ち上げると発表した。事実上の偵察衛星で、安全保障に関わる情報収集や大規模災害時の状況把握のために活用する。 打ち上げの予定時間帯は午後1時から午後3時。予備期間は9月12日~10月31日。H2Aは2024年度中に50号機を最後に運用を終え、新型のH3に完全移行する。 三菱重工や内閣衛星情報センターによると、レーダ8号機は電波を使い、夜間や悪天候時でも地上の様子を観測できる。設計上の寿命を迎えている6号機の後継となる。