丸川珠代氏 「力不足と痛感」大差で涙 ステルス選挙も空振り 東京7区
自民新人の丸川珠代氏(53)が東京7区で、立民元職の松尾明弘氏(49)に大差で敗れた。 【写真】支援者の前で敗戦の弁を述べる丸川氏 開票速報が開始されてすぐに敗戦が伝えられた約2時間後、丸川氏が現れた。イメージカラーの赤い服は着ず、濃紺のスーツと白いブラウスで登場。目の周りを腫らし「力不足と痛感」と述べた。会見場には支持者用の椅子40席があったが、午後8時の5分前に座っていたのは3人。全て埋まることはなく、重い空気が流れていた。 裏金事件に関与し、党公認は得られたものの比例重複はなし。参院から鞍替えのタイミングで、まさに背水の陣だった。地道なドブ板活動で地元への浸透を図るも、街頭演説の日程をほぼ公表しないステルス選挙を展開。“会いに行けない候補”とも呼ばれた。 今後については「自民党のバッジは着いていませんが、一員であることに変わりはない。もう一度スタートが切れるよう地域の方と力を合わせたい」と話し、会場を後にした。(小田切 葉月)