人口減少や空き家増加、中学生が施策提案 福島県国見町で子ども議会
福島県国見町の子ども議会は17日、町役場議場で開かれた。県北中3年生の代表5人が議員を務め、町の魅力発信などの施策を提案した。 野村慧介さんが議長を務め、桵沢来楠(らなん)さん、八巻南菜(なな)さん、佐藤凪(なぎ)さん、鈴木陸斗さん、大内弦人さんが登壇した。 子ども議員は、町の人口減少や空き家の増加などを挙げ、その対策についてただした。商業施設や個人商店を利用して移住者を呼び込むほか、町のシンボル阿津賀志山の観光開発を目的とした道路整備などを提案した。整備計画が凍結されている「くにみ学園」の取り組みについても問いただした。 町の各課長らが、それぞれの質問に答弁した。引地真町長は質問を踏まえ、町政運営に取り組むと述べた。3年生約60人が議場に入り、子ども議員と町のやりとりを見守った。現職町議らも傍聴した。 (県北版)