綾瀬はるかが風のように走り抜ける 『ルート29』特報映像&ティザービジュアル公開
11月に公開される綾瀬はるか主演映画『ルート29』の30秒特報映像とティザービジュアルが公開された。 【写真】トンボ(綾瀬はるか)とハル(大沢一菜)が旅の途中に立ち寄ったドライブインでの姿 本作は、詩人・中尾太一の『ルート29、解放』(書肆子午線)からインスピレーションを受けたロードムービー。『こちらあみ子』で第27回新藤兼人賞金賞はじめ数多くの賞を受賞した森井勇佑監督が、映画の舞台となった姫路から鳥取を結ぶ一本道の国道29号線を約1カ月間旅をし、脚本を完成させた。清掃員の女性・トンボを、『リボルバー・リリー』で報知映画賞主演女優賞を受賞した綾瀬が演じ、風変わりな女の子・ハルを、森井監督作品には2作品続けての出演となる大沢一菜が演じた。 他者と必要以上のコミュニケーションを取ることのできないひとりぼっちの主人公トンボ(綾瀬はるか)は、風変わりな女の子ハル(大沢一菜)を連れて旅に出る。奇妙な人たちと出会うことや、少しずつ深まるハルとの絆によって、空っぽだった彼女の心に喜びや悲しみの感情が満ちていく。 公開された30秒の特報映像は、トンボがハルに「あなたを探しとった」と告げる顔のアップのシーンから始まる。そこからどこかに向かって1人、美しいフォルムで走っていくトンボ。「お前は今日からトンボな」というハルのセリフで、トンボはあだ名ということがわかる。「わたしな、ずっとひとりだった。ひとりで平気だった。でもな」というトンボのセリフに、ハルが呼びかける様々なトーンの「トンボ」の声が重なり、トンボのからっぽだった心が次第に満ちていくような感覚が表現されている。顔じゅうにテープを貼る小さないたずら、森の中の川べりでこちらに向かって手を振るハル、鳥取砂丘から海を眺める2人の小さな背中など、2人が過ごした、短くも濃密な夏が映し出されていく。 あわせて公開されたティザービジュアルには「あなたを探していた」というキャッチコピーとともに、風のように走り抜ける綾瀬の姿が捉えられている。
リアルサウンド編集部