やむなく“流出”も…?巨人、プロテクト当落上と目される選手(2)支配下奪取でも“リスト外”か
福岡ソフトバンクホークスの甲斐拓也が、読売ジャイアンツへのFA移籍を決断した。甲斐はFA制度においてBランクに該当するとみられており、人的補償の行方が注目されている。巨人側は28人をプロテクトできるが、有望な選手たちがリストから外れる可能性がある。ここでは、プロテクトリスト当落線上と目される注目選手を紹介したい。 【表】巨人のプロテクトリスト予想一覧
京本眞
・投打:右投右打 ・身長/体重:189cm/80kg ・生年月日:2004年2月6日 ・経歴:明豊高 ・ドラフト:2021年育成選手ドラフト7位 2024年は一軍デビューを果たすなど、飛躍の足掛かりを作った京本眞。有望株の1人だが、一軍実績を踏まえると、リストから漏れる可能性も否めない。 明豊高時代には3年時に春夏連続で甲子園に出場。189センチという恵まれた体格を持ち、2021年育成選手ドラフト7位で読売ジャイアンツに入団した。 2023年は二軍で先発ローテーションに定着し、15試合の登板で5勝4敗、防御率2.36の好成績をマーク。2024年は春季キャンプの途中から一軍に合流し、開幕前に支配下契約を勝ち取った。 5月1日のヤクルト戦で一軍デビューすると、村上宗隆らクリーンアップを打ち取り、1回無失点と上々のスタートを切った。 しかし、一軍に定着することはできず、4試合の登板で防御率3.60。二軍では30試合の登板で2勝1敗、防御率4.99にとどまった。 それでも、同年オフに参加したオーストラリア・ウィンターリーグでは光るものを見せた京本。最速150キロ超のストレートは大きな魅力となるだけに、プロテクト外となれば獲得を検討したい逸材だろう。
ベースボールチャンネル編集部