レアル・マドリード、ルニンがケパとのレギュラーGK争いに勝利!7試合連続でゴールを守る|ラ・リーガ
ティボ・クルトワ不在の中でレギュラーGKが定まらなかったレアル・マドリードだが、どうやらアンドリー・ルニンがゴールを守り続ける権利を手にしたようだ。 昨年8月にクルトワが前十字靭帯断裂の重傷を負ったレアル・マドリードは、第2GKのルニンでは心許ないとの判断によってチェルシーからケパ・アリサバラガをレンタルで獲得した。だがケパはレアル・マドリードのコーチングスタッフ、またサポーターの信頼を完全には勝ち取ることができず、その反対に同選手の負傷中に起用されたルニンは確かな活躍を披露。ケパが負傷から復帰した後、カルロアンチェロッティ監督は「私たちには二人のレギュラーがいる」と、交代でゴールを守らせる考えを示していた。 そしてスペイン・スーパーカップ準決勝アトレティコ・デ・マドリード戦(5-3勝利)で、ケパが低パフォーマンスを見せたことをきっかけにして、ルニンが一気に優位に立った。25歳のウクライナ代表GKはそれ以降、1月21日のラ・リーガ第21節アルメリア戦(3-2)を除いた10試合中9試合でゴールを守り、第26節セビージャ戦(1-0)までのここ7試合にはすべて出場している。 セビージャ戦ではほとんど出番がなかったものの、FWイサーク・ロメロの明確な決定機でファインセーブを見せて、チームの勝利に貢献したルニン。今季公式戦の出場数は19を数え、ケパの出場数をすでに1試合上回っている。ちなみにルニンが9試合を無失点で抑えたのに対して、ケパは7試合を無失点で終えている。 なおクルトワはすでにルニン、ケパと同じリズムで練習に励んでおり、復帰に近づいている。ベルギー代表GKは復帰後、再び守護神として君臨することになるが、その際ルニンは第3GKではなく第2GKとして扱われることになりそうだ。またスペイン『アス』は、今季限りでのレアル・マドリード退団を望んでいたというルニンが、2025年までの契約をまっとうすることを考え始めたと報じている。