ドラマ「海のはじまり」完成披露試写イベントを行った、左から池松壮亮、大竹しのぶ、泉谷星奈、目黒蓮、有村架純、木戸大聖（撮影・中島郁夫）

　Snow　Man目黒蓮（27）が28日、都内で、自身が主演する7月1日スタートのフジテレビ系連続ドラマ「海のはじまり」（月曜午後9時）の完成披露試写イベントに出席した。通勤ラッシュの駅の改札という、リアルなシチュエーションでの撮影に臨んだエピソードを明かした。 【写真】イベントで短冊を披露する目黒蓮 　客席後方から登場し、観客に何度も頭を下げながら通路を歩いて登壇した。大きな拍手を浴びて「ありがとうございます」と笑みを浮かべた。撮影開始から約1カ月が経過しており、この日も撮影だったという。「さっきまで撮影していました」と明かした。 　劇中では、都内の印刷会社で働く月岡夏（つきおか・なつ）を演じる。大学2年の冬に付き合っていた南雲水希（なぐも・みずき）から突然別れを切り出される。就職して新しい人生を歩んでいたが、別れてから7年間1度も会うことがなかった水希が亡くなっていたことを伝えられる。葬式で会った泉谷星奈（7）演じる海という少女が、実は夏と水希の子供だと知る。親子の愛をテーマにした完全オリジナル作品だ。 　「月9」ドラマ初主演で、初の父親役となる。「今までいろいろな役を演じさせていただいてきた中で、夏くんというキャラクターが一番共感というか、気持ちが分かるような気がするんですけど、一番難しいところにいるような気もするなという感覚です」と表現。「撮影1カ月くらいになるんですけど、夏くんとして過ごす時間が多いので、命について考える時間が増えたなって思います」と説明した。 　リアリティーを追求し、実際に電車の中で撮影したシーンもあるという。「現場に向かうためには、本当の通勤ラッシュで混んでいる改札を通らなくちゃいけなかったんです」と告白。「楽しかったです。ちょっとハラハラしながら。朝は皆さん急いでいて、意外と下を見ている方も多くて。意外と、（バレずに）いけるなこれ、って思いながら。発見もありながら撮影しました」と振り返った。 　海辺での撮影もあり、「大竹（しのぶ）さんが、星奈ちゃんと同じくらいの純粋さで、海辺を駆け回っていて。すごいな、パワフルだなって思いました」と笑顔で明かした。大竹は「言わないでよ」と照れ笑いしつつ、「朝の6時とか、7時とかから撮影なので、スタッフさんもみんな大変なんです。海ちゃん（泉谷）も蓮くんも文句言わず、みんな偉いです」と称賛した。 　七夕が近いことを踏まえ、短冊のようなフリップ書いた願いも披露した。「『海のはじまり』が愛されますように」「全ての人が長生きしますように」としたため、「意味は、そのまんまです。1個に絞ったほうがいいのかなと思ったんですけど。欲張って2個書きました。健康第一で、長生きできたらいいなって」と伝えた。 　有村架純、木戸大聖、池松壮亮らも出席した。