好調チェルシーはスコアレスドロー…エヴァートンの堅守崩せず公式戦9連勝を逃す
プレミアリーグ第17節が22日に行われ、エヴァートンとチェルシーが対戦した。 エンツォ・マレスカ新監督のもと、今シーズンここまで10勝4分2敗という成績を残し、首位リヴァプールと暫定「2」ポイント差の2位につけているチェルシー。リーグフェーズ6連勝としたヨーロッパカンファレンスリーグ(ECL)を含め、直近の公式戦では8連勝中と好調を維持している。公式戦9連勝を目指す今節は敵地でエヴァートンと対戦。ここまで3勝6分6敗で16位に低迷しているが、前節はアーセナル相手にドローに持ち込み勝ち点を獲得している。 序盤からボール保持率で上回るチェルシーは25分に最初の決定機を創出。中盤で粘ったモイセス・カイセドがペドロ・ネトへ繋ぎ、そのまま左サイドのスペースへ展開。抜け出したコール・パーマーの折り返しにニコラス・ジャクソンが飛び込んだが、GKジョーダン・ピックフォードが鋭い反応を見せる。32分にはエンソ・フェルナンデスの左CKに合わせたジャクソンのヘディングがポストに直撃。こぼれ球にマロ・ギュストが詰めたが、得点には至らなかった。 対するエヴァートンは39分、イリマン・エンディアイエが複数人に囲まれながらも起点を作り、パスを受けたアブドゥライェ・ドゥクレが敵陣バイタルエリアまでドリブルで侵入。横パスを受けたオレル・マンガラが強烈なミドルシュートを放ったが、GKロベルト・サンチェスの好セーブに阻まれた。40分過ぎにかけては互いに大きなチャンスを迎えることなく、前半はスコアレスで終了した。 後半開始早々の50分、エヴァートンが決定機を作り出す。左から仕掛けたエンディアイエがゴール前にラストパスを送ると、これがファーサイドでフリーのジャック・ハリソンの元へ。しかし、至近距離からシュートはGKサンチェスの好セーブに阻まれ先制とはならなかった。その後はチェルシーが圧力を強め、敵陣内でのプレーを続けるも、エヴァートンもゴール前に強固なブロックを構築し、決定機を作らせない。 76分、またしてもエヴァートンに決定機が到来。前線でベトが粘ったところからマンガラを経由し、右サイドを駆け上がるイェスパー・リンドストロムへボールが渡る。ゴール前へのグラウンダーの折り返しにエンディアイエが詰めたが、トシン・アダラビオヨが体を張ってシュートをブロックした。チェルシーはノニ・マドゥエケやクリストファー・エンクンクを投入し状況の打開を図るが、最後までネットを揺らすことができず。試合は0-0のまま終了した。 次節は26日に行われ、エヴァートンはアウェイでマンチェスター・シティと、チェルシーはホームでフルアムと対戦する。 【スコア】 エヴァートン - チェルシー
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