拉致被害者帰国へ佐渡で署名活動 曽我ひとみさん「早く交渉を」
2002年に北朝鮮から帰国した拉致被害者曽我ひとみさん(65)が6日、母ミヨシさん=1978年の失踪当時(46)=ら他の被害者の早期帰国を願う署名集めを、自宅のある新潟県佐渡市で行った。記者団の取材に「石破茂首相には一日も早く日朝交渉の場をつくってほしい」と訴えた。 石破氏が自民党総裁選で掲げた東京と平壌の連絡事務所開設については、被害者の帰国までにさらに時間がかかる恐れがあるとして「あまり賛成したくない」と述べた。 署名集めには支援団体のメンバーらも参加した。佐渡市によると、06年に始まり、署名は新潟県を通じて毎年政府に提出している。