宝塚 月組新トップ・鳳月杏「最大限の魅力が発揮できる素敵な作品」本拠地お披露目
宝塚歌劇団月組新トップスター鳳月杏(ほうづき・あん)の本拠地お披露目公演「ゴールデン・リバティ/PHOENIX RISING」が16日、兵庫・宝塚大劇場で初日を迎えた。 【写真】トップの証し、大羽根を背負った鳳月 風間も初羽根 「ゴールデン・-」では19世紀後半のアメリカを舞台に、宝塚では珍しい西部劇。元列車強盗団の生き残りジェシーを演じた鳳月は包容力と野性味、そして色香が立ち上る男を演じ上げた。芝居、歌、ダンスの三拍子そろった男役で、ショーでもその魅力を余すところなく発揮。新トップ娘役の天紫珠李(あまし・じゅり)とともに新生月組を印象付けた。 鳳月は初日の舞台後、「今回はお芝居・ショー共にオリジナル作品ということで、大野先生、野口先生をはじめ、諸先生方がこの月組のそれぞれの個性を尊重してくださり、最大限の魅力を発揮できるような、そんな素敵な作品を作ってくださいました」とあいさつ。「お稽古場からその期待に応えられるようにと励んでまいりましたが、こうして皆様と今日お目にかかれて、皆様の温かい拍手を頂き、これから1カ月間こんなに幸せな気持ちでここに立つことができるのだなと思うと心から嬉しく思いました」と感謝した。 この月組公演が、本年の宝塚大劇場最後の作品となる「2024年も、あとわずかとなりました。ショーの中にもありますように、“ENJOY THE NOW”。この劇場にいらっしゃる時には全てを忘れて、私たちとの今を楽しんでいただけたらと思います。12月25日の千秋楽まで、どうぞ宜しくお願い申し上げます」と笑顔を見せると、劇場内はひと際大きな拍手となっていた。 東京宝塚劇場は来年1月25日~3月9日。