宇城メロン出荷シーズン 「上品な甘さ、ぜひ食べて」
熊本県内有数のメロン産地の宇城地域で、春夏メロンの出荷が盛んだ。JA熊本うきによると、今季の品質は例年通り高いが、出荷量は日照不足などで2割ほど減る見込み。出荷は6月中旬まで続く。 JA熊本うき管内(宇城市、宇土市、美里町、熊本市南区)では157戸の農家が「クインシー」や「アンデス」など6品種を栽培。今季は日照不足に日中の低温なども加わり収量が減った。約1100トンを東京や大阪などに出荷する。 14日は、JA熊本うき管内の農家が収穫に精を出していた。メロン専門部会長の稲葉勇児さん(59)=宇城市=は1万1千平方メートルのハウスで、みずみずしさと上品な甘さが特徴の赤肉メロン「レノンスター」を栽培。「悪天候で栽培に苦労したが品質は良い。宇城地域のメロンをぜひ食べてほしい」と話した。 同JA管内で生産されたメロンは、物産館「サンサンうきっ子宇城彩館」(宇城市)などで購入できる。(古東竜之介)