必勝願い、千羽鶴 星稜野球部員に保護者会 今春卒業生はテント寄贈 /石川
選手を誰よりも支えているのは、親たちだろう。星稜の野球部保護者会が3日、センバツでの健闘を願う千羽鶴を選手に贈った。 鶴は昨年末から50人の部員全員と保護者が折ってきたもので、保護者会が黄色のユニホームをモチーフにしたデザインに形を整えた。学校近くの神社に納め、必勝祈願をしてもらう気合の入れよう。保護者会の桜井正則会長は「(千羽鶴を)51人目の選手だと思ってベンチに入れてほしい」。さらに「新元号で最初の甲子園にも行けるように」と、早くも夏への期待も寄せた。 受け取った山瀬慎之助主将(2年)は優勝を力強く宣言しつつ、「まずは(7日からの)学年末試験を頑張り、すっきりしてセンバツに臨みたい」と、文武両道を願う親たちを安心させた。 保護者会は「春に芽を出し、花を咲かせてほしい」(桜井会長)という願いを込め、同校野球場にあるプランターにチューリップも植えている。 ◇ また、この日は今春卒業した3年生から同部に対して、野球場での練習観覧用のテントが寄贈された。【岩壁峻】