彼女の2台目となるダイハツ「コペン」は「ザク」をイメージ! 最初の愛車は東日本大震災の津波で流され…仲間に協力してもらいカスタムしてきました
仲間たちの協力を得ながらカスタム
スタートしてまだ3年目の若いイベントながら、行政や地元企業と積極的にコラボレーションし、高い認知度を得た「山形オープンカーフェス」が、2024年10月5日~6日に月山の麓である西川町の弓張平公園で開催されました。購入から13年が過ぎた初代L880K型ダイハツ「コペン」で参加した“kyu”さんと愛車にまつわるエピソードを紹介します。 【画像】自作アイテムに注目! 2台目となるカノジョのダイハツ「コペン」を見る(全10枚)
オリジナリティたっぷりの小ワザに注目
じつは彼女にとって2台目のダイハツ「コペン」。1台目はパールホワイトで20万kmも走った家族のような存在だったが、2011年3月11日に発生した東日本大震災の津波で流されてしまう。しかし、もともとクルマに興味がなかった“kyu”さんを虜にしたコペンが忘れられず、同じ年式の初代L880K型コペンに乗り換え、仲間たちの協力を得ながらカスタムを進めてきた。 ソリッドブラックだったボディカラーは経年劣化で色褪せが激しくなり、現行型スズキ「ジムニー」の純正色として人気なジャングルグリーンにオールペン。イメージしたのはアニメ『機動戦士ガンダム』に登場する「ザク」で、フロントグリルもシルバーからブラックに変更し一体感を高めている。オリジナリティたっぷりの小ワザも見逃せない。 ボンネットに貼ったタイヤパターンのステッカーは、アーミーなボディ色との相乗効果でワイルドな印象。また実家が看板づくりを生業としているため、ステッカーのデザインや製作もしやすいそうだ。給油口に貼られた「ドロドロコペンクラブ」もそのひとつで、派手すぎることなく個性をアピールできたと気に入っている。同じくリアのエンブレムも“kyu”さんによる自作だという。
すでにネオクラシック! メンテナンスは欠かせない
コペン仲間にもらった純正フロアマットをカットしたうえ、シャンパンゴールドに塗装するなどしてハンドメイドでリメイク。手作りとは思えないクオリティはさすがと言うほかない。チューニングは見た目の雰囲気やサウンド、そしてパワーと燃費の両立を目指している。 ほどよくスポーティな排気音を奏でるDスポーツのマフラー、エンジンルームを美しく彩るアルミ製のインテークパイプ、パワーとトルクがアップするパルスポーツの「TPIS」など、バランスを崩さないよう配慮しながら手を加えたそうだ。カーライフの大部分をコペンと一緒に過ごした“kyu”さんだが、2012年まで生産された初代コペンは最終型でも車齢は12年となり、メンテナンスは欠かせないと話す。 自身もエンジンブローを経験しウォーターポンプやタービンも交換済み。とはいえ同じコペンを愛する仲間たちや、信頼できるメカニックと出会えたことで、今後も長く乗り続けることに不安はない。 「どれだけ壊れてもパーツが手に入るうちは修理すればいいんです」 これからも“kyu”さんのコペンに対する愛情はまったく揺らぎそうもない。