“一目惚れ”から始まる関係に胸キュン『ささやくように恋を唄う』初の主人公役に挑戦した嶋野花、先輩演じる瀬戸麻沙美からの一言とは〈インタビュー〉
テレビ朝日系全国ネット“NUMAnimation”枠にて放送がはじまった新作TVアニメ『ささやくように恋を唄う』について、先日4月13日(土)に初回エピソードの放送がスタート。この度第1話「屋上と、ギターと、先輩と。」の放送を記念して、木野ひまり役 嶋野花さんへのオフィシャルインタビューが公開に。 【画像】照れる依先輩もカワイイ…!インタビューカット(全5枚) 本作が初めての主人公役になったという嶋野さんが作品への想いから、作中キャラクターへの印象、そして現実でも作中でも先輩である瀬戸麻沙美さんとの掛け合いなども語られている。
「芝居もキュート寄りでいこう」あざとさを生まない気配りも
――ついに第1話が放送されました。ひまりを演じられてみて、原作や台本を読まれたときと何か印象は変わりましたか? 明るい子だとは思っていたんですが、実際に演じてみると私が思っていた以上に元気でエネルギッシュな子でした。まわりの人たちを巻き込んでいける主人公って、ここまでエネルギッシュじゃないとダメなんだなと思い知らされました。 ――では、アフレコ現場で少し演技プランを変えたんですか? はい。ひまりは元気なセリフが多いので、フラットになりすぎないよう最初は緩急をつけて演じてみようと思ったんです。でも、セリフを読んでいくうちにひまりはもっと明るくてもいいような気がして、そうしたら音響監督さんからも「全部、明るく元気にいきましょう」と。思っていた以上にテンションの高いひまりになりましたが、彼女のキャラクター性を印象づけるにはちょうどよかったなと思います。 ――最初は明るさや元気さよりも、どちらかというとかわいらしさを意識されていた? そうですね。原作を読ませていただいたときの印象だと、元気さよりもかわいらしさが勝っていて、お芝居もキュート寄りでいこうと考えていました。でも、ひまりのかわいらしさって、わざとらしくないかわいらしさなんです。楽しいという感情や明るい表情から自然と見えてくるものなので、かわいらしさは変に意識しないようにしました。 ――確かに、ひまりは決してあざといわけではないですからね。 「あざとくならないように」というのは、一番大切にしたことでもあり、一番大変だったことですね。かわいいセリフ自体はたくさんあるので、どうしてもかわいく読みたくなるんですが、ひまりはただ思ったことを正直に話しているだけなんです。最近だと「あざとい」ってポジティブな使われ方もするじゃないですか? ――そうですね。「あざとかわいい」みたいなニュアンスで使われることがあります。 そういう見方もあるので、かわいらしさの一つの表現としてはありだと思うんです。でも、ひまりの場合は「わかってやってる感」が少しでも乗ってしまうと魅力が半減してしまうので、私も気をつけるようにしましたし、たぶんスタッフの皆さんも気をつけて聞かれていたと思います。 ――テンションの高さというのは意識されたんですか? 私は特に意識せず、むしろひまりが引っ張ってくれました。私のテンションで演じきれるかなと思ったナチュラルに人を巻き込むエネルギーも、ひまりのセリフと表情とまっすぐに向き合うことで無理せず自然と出てきました。