俳優の火野正平さんが死去、75歳…時代劇や2時間ドラマの常連・旅番組でも活躍
個性派俳優として活躍し、旅番組の出演者としても親しまれた俳優の火野正平(ひの・しょうへい)さんが14日、死去した。75歳だった。告別式は近親者で済ませた。 【写真特集】今年亡くなられた方々(2024年7月~)
東京都出身。子役としてテレビ出演を重ねた後、1973年にNHKの大河ドラマ「国盗(と)り物語」の秀吉役に起用されて、人気を集めた。クセのある役柄を得意とし、映画「復讐(ふくしゅう)するは我にあり」「鑓(やり)の権三(ごんざ)」などの名作に数々出演。
ひょうきんな元スリを演じた「長七郎江戸日記」をはじめとするテレビの時代劇や、「混浴露天風呂連続殺人」シリーズなどの2時間ドラマの常連だった。今年公開の映画「ラストマイル」にも出演していた。
俳優活動の一方、NHKの「にっぽん縦断 こころ旅」では、「旅人」として自転車で日本全国を巡り、親しみやすい人柄で視聴者に支持された。今年4月から持病の腰痛などで療養していた。