ベトナム航空、A321で機内Wi-Fi ネット接続は未提供、全68機
ベトナム航空(HVN/VN)は、Wi-Fi機器を使ったIFE(機内エンターテインメントシステム)をエアバスA321型機で提供している。インターネットへ接続せず、映画や音楽などのコンテンツを提供する。 同社のパーソナル・ワイヤレス・エンターテインメント・システムは、A321全68機を対象に今年1月から導入。乗客は手持ちのスマートフォンやタブレット、ノートパソコンなどを使い、機内Wi-Fi「LotuStar-Wifi」へ接続し、ブラウザで専用ページへアクセスすることで、コンテンツを提供する。日本路線はダナン-成田線と、ハノイ・ホーチミン-中部・福岡の計5路線が対象となる。ベトナム航空によると、同システムはベトナムの航空会社としては初導入だという。一方、インターネットへの接続サービスは提供していない。 ベトナム航空のA321は、従来型A321(A321ceo)とA321neoの2機種。いずれもビジネスとエコノミーの2クラスで、178席仕様(ビジネス16席、エコノミー162席)と184席仕様(ビジネス16席、エコノミー168席)、203席仕様(ビジネス8席、エコノミー195席)の3種類がある。 このうちA321ceoは48機で、178席仕様が7機、184席仕様が29機、203席仕様が12機。A321neoは203席仕様のみで20機保有する。
Yusuke KOHASE