満塁弾を放ったT・ヘルナンデス。(C)Getty Images

　MLBロサンゼルス・ドジャースは現地10月８日、サンディエゴ・パドレスとのナ・リーグ地区シリーズ第３戦を敵地ペトコ・パークで戦っており、今季HRダービーを制した“お祭り男”が大一番で最高の仕事をした。 【動画】ドジャースが息を吹き返した！T・ヘルナンデスの満塁ホームランをチェック！ 　初回にドジャースは２年前のポストシーズンから22打数無安打と絶不調で前日に400スイングの猛練習をしたとされているムーキー・ベッツがパドレス先発のマイケル・キングからソロホームランを放ち1-0とリードを得る。 　しかし２回裏には悪送球や野選の間に同点に追いつかれると、先発のウォーカー・ビューラーがデイビッド・ペラルタにタイムリーツーベースで勝ち越しを許し、カイル・ヒガシオカに犠飛、フェルナンド・タティースJr.に２ランHRを浴びるなど打者一巡の猛攻を受け、６点を失う苦しい展開となった。 　しかしその直後の３回表にはミゲル・ロハス、大谷翔平、ベッツの３連打で満塁としたドジャースは４番テオスカー・ヘルナンデスが1-2と追い込まれてからの５球目、キングの甘く入ったスライダーを見逃さず振り抜き、センター方向へのグランドスラムに。チームの窮地を救う一打にヘルナンデスも胸を叩きながら感情を爆発。ダイヤモンドを一周をすると先に生還していたベッツや代走アンディ・パヘスらに迎えられ、大谷もT・ヘルナンデスを叩いて歓迎するなど喜びを表していた。 　大量ビハインドから一気に１点差に詰め寄るT・ヘルナンデスの一打にファンは大興奮。 「やっぱりあなたがいてこそのドジャースだ」 「第１戦でも逆転タイムリー打ってたし勝負強いな」 「この場面で確実に失投を仕留めるヘルナンデスすげえわ」 「きわめてまずい展開だったけど息を吹き返した」 「なんなんだこの試合！」 　試合は７回途中で5-6となっている。 構成●THE DIGEST編集部