「誠実に勝てると思っていなかったなんて…」ドローン偵察にカナダ女子代表はショック!事前に違法通達も無視【パリ五輪】
カナダ女子代表は現地時間3日、パリ五輪(パリオリンピック)の女子サッカー競技・準々決勝でドイツ女子代表に敗れた。チームは敗退したが、スキャンダルに関する真相が次々と明らかになっている。そんな中、カナダ女子代表の3人がカナダメディア『ラジオ・カナダ』に出演し、ドローン偵察について言及した。 【決勝トーナメント表】パリ五輪 女子サッカー 事の発端は、初戦ニュージーランド戦が行われる前に、カナダ女子代表のスタッフであるチームアナリストのジョセフ・ロンバルディ氏が、ニュージーランド女子代表の練習をドローンで偵察していたことにある。それにより、カナダ女子代表は勝ち点6剥奪、カナダサッカー協会には多額の罰金が科せられ、ベブ・プリーストマン監督を含む3人のスタッフは1年間の資格停止処分を受けることになった。カナダ女子代表にとって大打撃だったが、それでもグループリーグで全勝し決勝トーナメントへ進出。準々決勝ではPK戦の末にドイツ女子代表に敗れた。 敗退後、カナダ女子代表のヴァネッサ・ジルやガブリエル・カール、エブリン・ヴィエンスの3人が同メディアに出演。コーチ陣がドローン偵察を行ったことについては「今だに理解できない。初日にカナダ王立騎馬警察が私たちと会い、ドローンはフランスでは違法だと明言していたので、それなのにこんな事が起きて私たちはショックを受けた。いわば、壁に頭をぶつけたようなものだ。コーチたちはニュージーランドの練習をどう見るつもりだったのだろう。今日に至るまで、私たちはまだ理解していない。私たちの人生で、こんな事が起きるとは想像もしていなかった。私たちが誠実に勝てると、コーチたちが思っていなかったことは本当に悔しい」と語っている。
フットボールチャンネル編集部