「父との縁を切りたい...」モラハラ気味の毒親に悩む35歳。周囲の反対を押し切って逃げ切れるか?
「私が逃げても死なない」うちに逃げる
「実家にいろ」と言われ、家事の多くを担っているのに、酷い言葉で傷つけられているアヤネさん……。お話を読んで、胸が痛くなりました。これ以上傷つかないでほしい。身を守ってほしいと心から願います。 お父さんは、モラハラ気質がありそうですね。お姉さんが実家に寄り付かないのも、お母さんが会話を放棄しているのも、お父さんの性質に気づいているからなのではないでしょうか。他の家族が少しずつ逃げ出している中、アヤネさんが取り残されてしまうのではないかと危惧してしまいます。 「家族なのに、縁を切るなんて……」と悩む気持ちもよく分かります。これまで育ててもらい、一緒に暮らしてきた歴史もありますもんね。できれば、お父さん・お母さんとよくよく話し合ってほしいと思います。ただ、このままズルズルとしてしまうと、そのうち本当に逃げ出せなくなってしまうのではないかという恐れも。出て行くなら、お父さんがまだ経済力も体力もあり、「その気になれば自活できる」状態のうちに出て行かないと……。
文/梅津奏 作画/Sumi 構成/山本理沙
梅津 奏,Sumi