リアム・ペインの葬儀にワン・ダイレクションのメンバーらが参列
故リアム・ペインの葬儀が、彼の死から約1か月後の現地時間11月20日、イングランド南東部で行われた。ワン・ダイレクションのメンバーであるペインは、現地時間10月16日にアルゼンチンのブエノスアイレスでホテルのバルコニーから転落し、31歳で亡くなった。 家族と親しい友人のみが参加したプライベートな葬儀は、バッキンガムシャー州アマーシャムで執り行われ、ワン・ダイレクションの仲間であるハリー・スタイルズ、ルイ・トムリンソン、ゼイン・マリク、ナイル・ホーラン全員が参列した。他にも、英テレビ番組『Xファクター』のプロデューサーであるサイモン・コーウェル、テレビ司会者のジェームズ・コーデン、そして亡くなる当時のパートナーであったケイト・キャシディの姿があった。 検死解剖の結果、ペインは転落により内部および外部の出血、そして多発性外傷を負っていたことが確認された。彼の遺体は今月初め、葬儀に向けて英国に移送された。それ以前は、死因を特定するための毒物検査やその他の検査を実施するため、地元当局によって保管されていた。 ペインの死に際し、彼の家族は「私たちは心を痛めています。リアムは永遠に私たちの心に生き続け、その優しく、面白く、そして勇敢な魂を忘れることはありません」との短い声明を発表した。また、ワン・ダイレクションのメンバーは、ペインの死去を受けて共同声明を出し、「リアムの訃報に打ちひしがれています」と述べた。 声明は、「時が経ち、皆がそうできるようになったら、もっと多くを語ることができるでしょう。ですが今は、心から愛した兄弟を失ったことを悲しみ、喪失感を整理する時間をいただきます。彼と共有した思い出は永遠に大切にしていきます」と続く。 今月初め、ペインの転落に関連して3人が拘束され、アルゼンチン警察はペインが亡くなる前に薬物を供給されていたと主張している。翻訳された毒物検査報告書によると、亡くなる数日前、ペインの体内から「アルコール、コカイン、処方抗うつ薬」が検出されたとされている。現在も彼の死に関する捜査が進行中だ。 ワン・ダイレクションは2010年に『Xファクター』で結成された。5枚のスタジオ・アルバムをリリースした後、2016年に無期限の活動休止を発表し、メンバーはソロ活動に移行した。ペインは亡くなる前に1枚のスタジオ・アルバム『LP1』(2019年)をリリースしており、2枚目のアルバムを準備中だったとされている。 ペインは、両親、2人の姉妹、そして、ガールズ・アラウドのメンバーであるシェリルとの間に2017年に誕生した息子ベアを遺した。