京都府内の非行少年 2022年→2023年の1年で約3割増加 凶悪犯・粗暴犯・自転車盗が増える
去年1年間に、京都府内で検挙や補導されたいわゆる非行少年の数は、1年前に比べ3割増加したことが京都府警のまとめで分かりました。京都府警によりますと、去年、検挙・補導されたいわゆる「非行少年」は816人で、その1年前より193人増加し、率にして31%も増えました。このうち、増加した犯罪は殺人や強盗などの凶悪犯と暴行、傷害、脅迫などの粗暴犯がいずれも66%の増加、自転車を盗んだ少年の認知件数は1年前より71%増加しました。また、大麻取締法で検挙・摘発された少年は38人で26%増えました。このため京都府警では、街頭補導活動を強化することと、非行の低年齢化などを踏まえた非行防止教室の充実、薬物乱用防止教室の実施と情報発信活動の強化などに取り組むことにしています。