ロッテ・石川歩 復活勝利を東京ガス時代の恩師が祝福「これからも後輩たちに背中見せて」
◇パ・リーグ ロッテ7―0オリックス(2024年6月30日 ZOZOマリン) ロッテ・石川の東京ガス時代の監督だった菊池壮光氏(55)が、復活勝利を祝福した。社会人時代を回想しながら、今後も第一線で活躍することを望んだ。 この1勝は、今まで積み上げてきた勝利よりも思い出深い1勝になったと思います。 社会人時代は表情に出さずに投げるタイプでした。でも、内に秘めた熱いものを見た試合がありました。プロに行く前の最後の日本選手権。爪を剥がしたか何かで途中降板したんですけど、ベンチで声を出しながら涙交じりに応援していた姿を今も覚えています。 当時、プロではどういうイメージをしているのかを聞いたことがあります。「ローテーションに入りたい」と言ったので、多ければ年間200イニングくらいを投げることを説明しました。そのためには、チームのエースとして都市対抗予選のキリキリと胃が痛くなる試合を経験して、勝つことが必要だよと。最後の年は屋台骨を支えてくれました。 故障中は、不安の中で過ごしてきたと思います。これからも自分のパフォーマンスが出せるように頑張ってほしい。後輩たちに、プロの第一線でやるというのはこういうことだと、背中で見せてくれたらうれしいですね。