夜空に浮かぶ「花火の竜神」 浜松で遠州はまきた飛竜まつり
第34回遠州はまきた飛竜まつり(静岡新聞社・静岡放送後援)が25日、浜松市浜名区の天竜川中瀬緑地で開かれた。河川敷に集まった住民らは、巨大な竜の胴体から放たれたナイアガラ花火やさまざまなパフォーマンスを鑑賞し、初夏の訪れを満喫した。 午後8時半すぎにクレーンでつるした全長約60メートルの竜の胴体からナイアガラ花火が噴き出すと、会場から大きな歓声が上がった。打ち上げ花火も披露され、夜空を彩った。地元有志による手筒花火や太鼓の演奏なども会場を盛り上げた。 日中は凧揚げコンテストが開かれ、旧浜北区内の24組が出場し、凧の完成度や技術を競った。 旧浜北区民らでつくる実行委員会が主催した。まつりは、治水が困難で「暴れ天竜」と呼ばれた天竜川の竜神にちなみ、毎年5月下旬に実施している。例年は2日間の開催だが、資材や人件費の高騰などで1日に短縮した。
静岡新聞社