ロシア軍、ウクライナ北東部の要衝を一部占拠か 4拠点を制圧情報も
ロシア下院国防委員会のカルタポロフ委員長は14日、ウクライナ北東部ハルキウ州の要衝クピャンスクに、ロシア軍が進軍したと話した。ロシアメディアが伝えた。クピャンスクは州都ハルキウから約100キロにあり、幹線道路が集まる要衝。ロシア軍が占拠すれば、同州でも攻勢が一段と強まる恐れがある。 【写真】ウクライナ東部ルハンスク州の激戦地セベロドネツクからモスクワに逃れた母娘 ロシア国営タス通信も同日、軍事専門家の話として、クピャンスクで激しい戦闘になっていると伝えた。ウクライナ軍の4拠点をロシア軍が制圧したとの情報もある。 ロシア軍は2022年2月のウクライナ侵攻後、一時クピャンスクを占拠したが、ウクライナ軍が同年9月に奪還していた。再び制圧される可能性が出てきた。 ロシア軍は東部ドネツク州でも攻勢をかけており、ロシア国防省は14日、同州西部の集落ボズネセンカを占領したと発表した。
朝日新聞社