足元ぬくぬく…冬の川旅ゆったりと 埼玉・長瀞 「こたつ舟」の運航始まる 岩畳周辺を20分かけてゆっくり周遊 2月末まで
埼玉県長瀞町長瀞の荒川で、こたつを載せた和船で岩畳周辺を巡る「こたつ舟」の運航が始まった。足元を温めながら、エメラルドグリーンに輝く水鏡と渓谷美を眺める冬の川旅を、多くの観光客が楽しんでいる。 岩畳のある長瀞町の位置【写真2枚】
秩父鉄道が運航する「ぽかぽかこたつ舟」は、岩畳周辺の流れが緩やかな瀞(とろ)場を約20分かけてゆっくりと周遊する。乗客は、豆炭が燃料のこたつで足元を温め、船頭の水をかき分ける音、小鳥のさえずり、自然のせせらぎに耳を傾けて静寂のひとときを満喫できる。 静岡県から訪れた山中ゆかりさん(45)は「ぬくぬくと温まりながら絶景に癒やされ、貴重な経験ができた」と話していた。 ぽかぽかこたつ舟は2月28日まで運航。受付時間は午前10時~午後2時半まで。料金は大人1100円、子ども700円。問い合わせは、長瀞ラインくだり案内所(電話0494・66・0950)へ。