松江城山公園内、腐食で倒木の危険の樹木 8月めどに4本を伐採 樹木医や研究者らが調査
松江市殿町の松江城山公園内でクロマツが倒れた問題で、松江市が8日、同公園内のクロマツとセンダン計4本を8月をめどに伐採すると発表した。 【写真】警報級の大雨 松江城で高さ10メートル超の松が倒れる
樹木医や研究者ら3人が7月2日から公園内の約30本を調査。目視や打音をもとに高さ15~20メートル、幹の直径1~1・1メートルのクロマツ3本と、高さ18メートル、幹の直径1・65メートルのセンダン1本について、内部が腐食するなど倒木の危険があるため伐採すると判断した。 再診断を実施するクロマツ6本を含め、危険な樹木の周辺は立ち入り制限する。伐採しない樹木は秋以降に測定部位を変え精密診断する。 市は末次公園(同市末次町)のマツ1本、エノキ1本、袖師公園(同市嫁島町)のマツ3本も倒木の危険性があるとして、今月以降早急に伐採する。市管理の公園は、年2回の目視点検で異変があった樹木は打音など詳細な調査を実施するとした。 8日の定例会見で上定昭仁市長は、伐採は日程調整や準備が必要となるため、最短で8月になると説明し、「できるだけ早く対策を打つ」と話した。