【ボクシング】初の静岡興行で異例、第1試合に世界戦 メキシコのジム掃除から世界挑戦の舞台
ボクシング「3150×LUSHBOMU vol.3」(21日、ツインメッセ静岡)の前日計量と記者会見が20日、静岡市内で行われた。 初の静岡での興行で、第1試合に世界戦と異例のカードが組まれた。IBF世界スーパーフライ級王座決定戦(リミット52・1キロ)はメキシコ人による決戦。同級3位ウィリバルド・ガルシア(34)は51・6キロ、TMKジムとプロモート契約を結ぶ同級4位レネ・カリスト(29)は51・8キロで計量をクリアした。 カリストはメキシコのジムで掃除の仕事で働いていた。そこで元世界2階級制覇王者でIBF世界フェザー級1位の亀田和毅(33=TMK)と出会った。和毅に素質を評価されたカリストは、世界挑戦の舞台まで上り詰めてきた。 「ジムで掃除から始め、そこで和毅と出会った。明日は戦争だと考えている。全力を出して勝ちきりたい」 ガルシアは約20人もの大家族を支える立場で、負けられない思いは強い。「家族は大きいもの。一番のモチベーションになっている。アグレッシブな試合、戦争のような戦いをしたい。常に相手に襲いかかるアグレッシブな試合を心がけたい」と強い意気込みを示した。