EURO予選では10ゴールを奪ったが……

EURO予選では大活躍だったロナウド photo/Getty Images

今夏のEURO2024で優勝候補の一角に挙げられるのがポルトガル代表だ。優れた若手選手も多く、イングランド代表やフランス代表とともに欧州の頂点を目指せるだろう。 ただ、ポルトガルの場合は39歳を迎えているFWクリスティアーノ・ロナウドをどう起用するかがポイントだ。予選では10ゴールを挙げるなど大活躍だったが、対戦相手のほとんどは格下だ。ポルトガルはロナウドを本大会でも信じるべきなのか。このあたりの判断は難しい。 現在ロナウドはサウジアラビアのアル・ナスルでプレイしていて、今季はリーグ戦で22ゴールを奪って得点ランク首位を走っている。この数字は見事だが、サウジアラビア国内リーグのレベルには疑問もある。 英『Daily Mail』によると、フランス代表などでプレイしたフランク・ルブーフ氏はロナウドを外すべきと主張する。 「個人的にポルトガルはEUROの優勝候補の1つだよ。彼らにはEUROを制する力があると思う。ただ、それはロナウドがプレイしない場合に限られる。彼はサッカーを新たなレベルへと引き上げてくれたし、感謝したい。しかし、どんな選手にも終わりはある」 予選までの起用法を考えると、ポルトガル代表を指揮するロベルト・マルティネスはロナウドを本大会でも信頼する可能性が高い。果たしてその判断が吉と出るのか。逆にEURO本大会でもゴールラッシュとなれば、ロナウドには2026年のワールドカップを目指す新たな目標も見えてくるかもしれない。ロナウドは今夏再び輝きを放てるか。