選定療養費1600万円超を誤徴収…山鹿市民医療センター
熊本朝日放送
熊本県の山鹿市民医療センターは、要件を満たしていないにも関わらず、選定療養費1600万円あまりを誤って徴収していたと明らかにしました。 「選定療養費」は、一般病床数が200床以上の医療機関を患者が紹介状なしで受診した場合に、医療機関が徴収することができる費用です。 山鹿市民医療センターによりますと、今年8月に九州厚生局熊本事務所に選定療養費の取り扱いを問い合わせた際に指摘を受け、誤徴収していたことがわかりました。 病床数に関する解釈を誤り、200床の要件を満たしているとして紹介状なしの初診の患者から選定療養費を徴収していたということです。 その後の調査で、2011年から11月8日までに一人あたり1500円、1万100件分あわせて約1647万円の誤徴収が判明しました。 11月8日に徴収を中止し、返還のための補正予算の要求などを山鹿市議会の12月定例会に上程する予定で、来年1月から順次返金を進めていきたいとしています。