【速報】ニデック新社長はソニー出身、入社2年余の岸田光哉氏 後継問題に揺れた永守重信会長は「私はサヨナラ、50年間頑張ってきた。最後は週刊誌にいろいろ書かれて‥」
永守重信会長兼CEOの後継者問題に終止符を打つことになるのでしょうか。京都のモーター大手の「ニデック」が新体制を発表です。 14日午後、日本電産の創業者でCEO=最高経営責任者を兼ねる永守重信会長(79)らが出席した記者会見。「ニデック」は、岸田光哉氏(64)が新社長となる体制を発表しました。 ニデックではこれまで、社外から後継候補を招き、社長に抜擢するなどしましたが、まもなく永守氏が再び経営トップに返り咲くなど、後継選びが難航してきました。 会見した永守氏は、「私はサヨナラ。あとは好きにやってもらって」と話し、「50年頑張ってきました。最後の方は恥の上塗りみたいに週刊誌にいろいろ書かれました。終わってみたらこんな感じかな」と振り返り、今後経営者を育てて、循環していく流れにしていきたい旨を話しました。 4月1日付で、永守氏は新設されたグローバルグループ代表に就任するということです。
新社長でCEOとなる岸田氏は、ソニー出身で2年前に入社し、5人いる副社長の中から選ばれました。 岸田氏は会見で「入社はまだ2年。時間としてはそうだが、経験したことは社会人40年の集大成だ」と話しました。 また「覚悟をもってこの場にいる。期待に正面から応えていく」と意欲を見せました。