なんとなく不調の原因は体内に蓄積した有害物質かも。積極的に摂りたい「体の毒出しフード」とは?
〔有害金属が臓器にたまる〕組織に蓄積されてさまざまな不調を起こす
食べ物から体内に入った有害金属は、血管を通じて全身のあらゆる組織へと運ばれ、少しずつ蓄積。さまざまな臓器の機能を低下させ、認知症や心不全、腎機能障害といった病気の原因になることも。 有害金属を多く含む食材・・・・古い家の水道水/ホイル焼き/缶入りトマトソース/有機栽培でない玄米/マグロなど大きな魚/ひじきなど
体内にたまった有害物質を追い出すには?
有害物質が体内に入ってくること自体を完全に防ぐのは至難の業。追い出すために、食材や栄養素の力を借りましょう。
●STEP 1●血管の毒出し →血管の通りを改善。栄養が届く状態を作る
体内に取り込まれた栄養は、血管を通って全身へ運搬されます。まずは血管内のプラークを除去し、しなやかで血液の流れやすい血管を回復させることが“毒出し”の第一歩。 〔タウリン〕血中の中性脂肪も血圧も下げる 貝類やイカ、タコが含むタウリンは、血中の中性脂肪や血圧を下げて血管の負担を軽減。水に溶けるため、鍋物や汁物で食べましょう。 〔アディポネクチン〕血管内のゴミを回収し、壁の傷も修復 血管内にできたプラークを取りのぞきつつ、傷ついた血管も修復。血管にとって最強の味方で、大豆やトマトなどを食べると増加。 〔カリウム〕余計な塩分を排出。血管を広げる効果も 塩分を排出して血圧を下げつつ、血管自体を広げる働きも。バナナやビーツ、ゴーヤから摂って。加熱すると壊れるので、生食が◎。
●STEP2●臓器の毒出し →有害物質を追い出し全身も脳も元気復活
こういった「毒出し食材」を食べると、栄養素が血管経由で全身へと運ばれます。臓器をむしばむ有害金属を排出でき、自然と元気に。 集中力・認知力の低下や、貧血などの不調の改善にも。
〔キレート成分〕有害物質をキャッチしそのまま体外へ りんごのペクチン、玉ねぎのケルセチン、ごぼうのイヌリンなどは、有害金属にくっつき、そのまま体外に排出する成分。 〔メチオニン〕肝臓の働きを高め有害物を排出 カリフラワー、ブロッコリー、芽キャベツなどアブラナ科の野菜に含まれるメチオニンは、硫黄を含むアミノ酸の一種。肝機能を高め、有害物の排出を助けます。 この記事は、『からだにいいこと』2024年2月号の内容を抜粋・再構成したものです。 監修/杉岡充爾