上沼恵美子、ダウンタウン松本に生の声での説明求む 記者会見の開催は「使命やと思う」
松本人志は今月8日に訴えを取り下げた
タレントの上沼恵美子が17日、読売テレビ『上沼・高田のクギズケ!』(日曜午前11時40分)に出演した。番組では性加害疑惑を報じた週刊文春の記事をめぐり、ダウンタウン・松本人志が発行元の文芸春秋などに5億5000万円の損害賠償と訂正記事を求めた訴訟で、8日に訴えを取り下げたことを特集。上沼は「松本人志の使命」として、生の声での説明を求めた。 【写真】松本からの被害を実名“顔出し”で告白した元女性タレント 上沼は、振り上げたこぶしを突然下ろした松本に対し、公の場での説明を求めた。訴え取り下げの際に「(会合に)参加された女性の中で不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば、率直にお詫び申し上げます」などとしたコメントについて、「何かこねくり回してる感じ。謝ってないよね」と違和感を覚えたとした。 「(言葉の)使い方すごいよな。考えはったんやろうなと思うんですよ。“不快な思いをされたり、心を痛められた方々がいらっしゃったのであれば”」と続けた。 周囲の助言を受ける環境にもなかったと推測されると、上沼も「いま松本さんに注意できるとか、導かせるような人っていてるかな。無理やね」と同調。「そこまでいっちゃったらね。日本一やから」とした。 松本側の代理人弁護士が「公表済みのコメント以外の情報発信を行うことは、関係者との協議及びその結果の趣旨・内容に鑑み控えざるを得ません」と発表したように、松本の会見の予定はない。文春側とすり合わせたとされるコメントについて、上沼は再び「練りに練ってんねん。不自然やけどね、違和感あるけど」と指摘した。 上沼は「いま問題は地上波にどう戻るかとか、復帰ですよね、松本さんの」と前置きし、「大ファンは待ってるやろし、“いやいや笑えない”って方もいるだろうしってことやね。っていうことはわかってますけどね」と話すと、一気に真剣モードになった。 改めて「私は松本さんのこと大好きなんですよ。ダウンタウンの大ファン」と話した上で、「(1月に)『仕事休みます』っておっしゃったときも記者会見はやったらなんて偉そうなこと言わしていただいたんやけどね」と口にした。 上沼は、かつて関西テレビ『怪傑えみちゃんねる』の特別版で松本人志と対談した際を振り返り、「『上沼さん、僕スキャンダラスなことで世間を騒がすようなことがあったら、そのときテレビで僕のことボロクソに言うてくださいね』っておっしゃったんですよ。『絶対言うてください』とおっしゃった。そのときに漫才もかっこいい、好きやけども、人間としても堂々とした前向きな方やなと思ったの」と明かした。 そして、「今まさに、ここだと思うの」と言うと、「何で記者会見って言うかっていうとね、『休みます』って言うたときに申し上げたのも、あなたの大ファンの方があなたを信じて、あなたの笑いを待ってるわけです。その人たちをポンと放っといて休んだじゃないですか。今回、『地上波に戻ります。またやります』っていうのは、生の弁護士さんじゃなくて、書面じゃなくて、あなたのおしゃべりで、生の声で、今回のあらましをしゃべっていただきたいなって思ったのよ。それは何となくね」と熱い思いを吐露。 「そりゃね、針のむしろですよ。記者会見なんてやりたくないよ。嫌なことばっかり言われて。わかるけど、それは使命やと思うねんな、松本人志の。宿命というか。これだけの大変なファンを持った、そういう使命というか。これは果たさないといけないような、私は気がしたの。でも、それもかなわないのであれば、仕方がないと思いますけどね」とカメラ目線で呼びかけた。 また、上沼は「引退とかこれでやめたらええねんとかネットで言われてるけど、もったいない。ホントにもったいない。まだまだお若いし、やりたいこともいっぱいあるでしょうし。そのためには記者会見であるのか、YouTubeであるのかわかんないけど、手順を踏んでからの復帰やっていうようなものがあるような気がする」と力を込めた。 「松本さんの本心で(対談の時)そんなことおっしゃたんですよ。あれウソやったんやろうか。そういうような心構えのある方なんですよ」と明かすと、「一番はファンよ。ファンを放ったらかしにしたまま。みんな応援してんで。あなたの再開を待ってるわけですよね。それに対してのコメントはお願いしたいのよね。生の声で。これは私のリクエストやねんけどね。無理なのかもわからないけど」と思いを告白。「『腹立って5億5000万言うてもうてん』とか、そんなこと言うたらよろしいのよ。みんなわかってるし」と話した。 69歳の上沼は「松本さんが引退どころか、私が引退せないかんねんけど、もう1回ご一緒したいですね。テレビの番組でご一緒したいなと思います」と61歳の松本との再共演を熱望。「しっかり信念を持ってる方なのにね、どないしたんやろう今回はみたいな。またテレビに戻られるんであれば、手順踏もうと私は思うんです」と強いまなざしで訴えた。 この日の収録を休もうかと思ったと冗談交じりに話した上沼は、松本に対して自身のYouTubeチャンネルへの出演を「来ません?」と要請。笑いが起きる中、「歓迎申し上げます。すべてしゃべっていただきます」といい、「来るわけないわね」とオチをつけた。
ENCOUNT編集部