【中日】3点奪取で連敗も3でストップ 11試合連続2得点以下の球団ワースト回避
<中日3-0DeNA>◇30日◇バンテリンドーム 中日は7回に3点を先制し、連敗を3で止めた。田中幹也内野手(23)の2点適時打で均衡を破ると、4番オルランド・カリステ内野手(32)の二塁打で3点目。 2得点以下の連続試合も「10」でストップした。決勝打の田中は「絶対に決めてやるぞという気持ちで打席に立ちました。ストレートしか打てないと思っていたので狙ってました」と息をはずませた。 ラッキー・セブンに呪縛を解いた。DeNA2番手徳山に対して、先頭木下が右前打で出塁。2死二塁となったが、1番福永が左前打を放ち、2死一、三塁と希望をつなぐ。福永が二盗を決め、2死二、三塁の場面で田中が中前にはじき返して2者が生還した。カリステの左二塁打で田中が3点目のホームにかえってきた。1956年に記録した11試合連続2得点以下の球団ワーストを回避した。 DeNA先発ケイに苦しみ、6回までゼロ行進が続いた。重苦しいムードを7回に吹き飛ばした。立浪和義監督(54)は「守りのリズムで0点に抑えたからこそ、ワンチャンスをものにできたと思う。重苦しい雰囲気があったが、幹也のタイムリーで変わったので大きかった。2点よりも3点、4点と1点でも多い方がいい。カリステのタイムリーもよかった」と笑みを浮かべた。 ▼松葉(5回3安打無失点で連敗ストップへゲームメーク)「ゼロで帰ってきましたが、自分らしい投球と言える内容ではなかったと思います。味方の好プレーと木下の配球に助けられました」 ▼カリステ(7回に3点目の適時二塁打)「みんなが作ってくれた良い流れに乗ることができた。チームに貢献できてうれしいよ」