【RIZIN】追加試合で武田光司がプロ10戦無敗全試合フィニッシュのシェイドゥラエフと対戦
格闘技イベント「RIZIN47」(6月9日、代々木第1体育館)を開催するRIZINファイティング・フェデレーションは13日、同大会の追加対戦カードを次の通り発表した。 ▼RIZIN・MMAルール5分3R(66キロ) 武田光司(28=BRAVE) VS ラジャブアリ・シェイドゥラエフ(23=キルギス) 武田は得意のジャーマンと泥臭くも情熱的なファイトで観客を魅了する“漆黒のヘラクレス”。6歳から始めたレスリングではフリースタイル84キロ級3冠、グレコローマンスタイル84キロ級2冠の計5冠を高校時代に成し遂げる。 専大中退後、総合格闘技に転向。17年のプロデビュー以来、豪快なスープレックスから相手を投げて倒す派手な試合で勝ち星を重ねた。18年10月、DEEPライト級王者に輝く。19年4月のRIZINデビュー戦ではダミアン・ブラウンを相手にキャリア初黒星を喫したものの、その後は修斗世界ライト級王者(当時)川名雄生、パンクラス王者(当時)久米鷹介との王者対決で連勝。22年初めにDEEP王座返上後は、スパイク・カーライルを皮切りに強豪外国人と激闘を演じる。 ガジ・ラバダノフ、ルイス・グスタボ、トフィック・ムサエフを相手に3連敗後、階級転向を表明。24年3月のフェザー級初戦には萩原恭平を指名し、完封勝利を飾った。今回、新たな強豪外国人の参戦に自ら名乗りを上げた。同じ体格でレスリング出身の相手に圧倒的な試合内容で勝利をものにし、世界へ向けてその存在感をアピールしたい。 武田のコメント「本当に俺になりました。やりたかった世界線でいきなり無敗の強敵な選手。メンタルも今上がったり下がったり訳わからない状態。一歩一歩上に登ろうとしたけど一気に段階を登れるチャンスだと自分に言い聞かせてる。ライト級の時のような激しい試合になると思う。ファンの皆と共に勝ちに行きます。応援よろしくお願いします」 一方、シェイドゥラエフは家族の勧めによりレスリングを始める。19年、地元キルギスのBatyr BashyでプロMMAデビュー。22年10月、ロシアのACA Young Eaglesで3勝目を挙げると、その直後の11月にはアマチュアルールのGAMMAに出場し、4日間で3戦を勝ち上がり、フェザー級王座を獲得した。 23年2月、ONEでマーティン・ニューイェンと対戦予定だったが中止に。6月より開催のROAD FC 63キロトーナメントに出場すると1回戦でRIZINバンタム級で活躍するヤン・ジヨンを相手に1Rリアネイキドチョークを極めて勝利し、日本でも注目を集める。8月の準決勝では日本から参戦した原口央と対戦予定だったが失格となりトーナメント敗退(計量オーバーおよび計量への遅刻に起因)。 10月には139ポンド(63・95キロ)キャッチウェイトでUAE Warriorsに参戦。一本での勝利を挙げプロ戦績を10勝無敗に更新した。全試合2R以内にフィニッシュしており4KO/TKOのほか、チョーク系の極めを持ち6つの一本勝利を挙げている。 今回初参戦となるRIZINで、自身のレスリングスタイルに近いグレコローマン出身の武田光司に対し堂々の2RKO宣言。下馬評を上回る活躍を見せ、群雄割拠のフェザー級でその頭角を現せるか。 シェイドゥラエフのコメント「ヘイ、RIZIN!俺の前に立ちはだかる奴はみんなぶっ潰す。レッツゴー!」