「クボの復帰を拒否」マドリー、今夏の久保獲得は見送りと現地報道!CLではエムバペと明暗「ウーデゴーと同じ間違いを犯したくない」
「獲得の可能性を非常に真剣に検討していた」
久保建英が所属するレアル・ソシエダは現地3月5日に行なわれたチャンピオンズリーグ(CL)のラウンド16第2レグで、フランス王者パリ・サンジェルマンとホームで対戦。1-2で敗れ、アグリゲートスコア1-4で敗退が決まった。 【動画】エムバペの圧巻2発と久保の得点関与 この一戦では、今夏のレアル・マドリー移籍が濃厚視されるキリアン・エムバペと、マドリーが再獲得を検討していると見られる久保のプレーに現地でも注目が集まっていた。 結果、前者が圧巻のシュートで全2ゴールを叩き込んだ一方で、後者は得点に絡んだものの、本領は発揮できず。明暗が分かれる結果となった。 そんななか、スペインメディア『EL NACIONAL.CAT』は「レアル・マドリー、タケ・クボの復帰を拒否」と題した記事を掲載。「クボは今年、マドリーに戻らない」と報じた。 「マドリーは、センセーショナルなシーズンスタートを切ったクボの獲得の可能性を非常に真剣に検討していた。彼はレアル・ソシエダの主力アタッカーとしての地位を確立し、並外れたパフォーマンスを披露し、マーティン・ウーデゴーの事件を思い出させた。彼らは、成長過程と選手と契約した結果、出場時間がなくなり、その後すぐに退団してしまうという同じ間違いを犯したくない」 同メディアは、「フロレンティーノ・ペレス会長は、アーセナルでキャプテンを務めるスター選手のように、将来後悔する可能性のある性急な決断を下す前に、冷静に行動することを好む」と綴り、こう指摘している。 「さらに、日本代表選手のパフォーマンスは大幅に低下しており、ここ数週間ではそのような継続的かつ説得力のあるレベルを示せなくなっている。その素晴らしいクオリティに異論を唱える者はいないが、まだまだ成長する必要があることは否定できない」 記事は、「カルロ・アンチェロッティ監督の来シーズンの計画に彼は入っていない。フェデリコ・バルベルデ、ジュード・ベリンガム、ヴィニシウス・ジュニオール、ロドリゴの存在に加え、ブラヒム・ディアスの驚くべきパフォーマンスは、クボが長時間プレーする機会を得られないことを意味している。さらに、エンドリッキとエムバペの加入を無視することはできない」と続けている。 「したがって、タケの契約は現時点でマドリーを心配させる問題ではない。このアジア人選手を引き留められると自信を持っている(ソシエダの)イマノル・アルグアシル監督にとって朗報だ」 「しかし、クボの獲得を検討しているトップレベルのチームは他にもあり、そのクラブは彼に契約解除金が6000万ユーロだけなのを利用して、夏に獲得を試みる可能性がある。ペレス会長はクボがソシエダで成長し続けることを望んでいる。なぜなら、彼らはクボの移籍金の半分を受け取れる契約があるため、事実上3000万ユーロしか支払わなくて済むのを利用して、将来的に彼と契約するというアイデアを模索し続けているからだ」 獲得はやめたわけではないが、時期尚早。そう見立てているようだ。 構成●サッカーダイジェストWeb編集部
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