灯籠1500基の優しい光 境内包む 袋井・法多山で風物詩「万灯祭」
袋井の夏の風物詩「万灯祭」(実行委員会主催、静岡新聞社・静岡放送後援)が9、10の両日、袋井市豊沢の法多山尊永寺で行われた。灯籠の光が境内を優しく照らし、幻想的な雰囲気に包み込んだ。 寺によると、7月10日は本尊の厄除(よけ)観世音菩薩(ぼさつ)の縁日で、この日の参詣は4万6千日分の参詣の相当するといわれる1年間で最も御利益がある日。本堂前や石段には無病息災、家内安全などを祈願した約1500基の灯籠が並び、参拝者は揺らめく明かりを眺め、静かに心を和らげた。 厄除ほおずき市が開かれたほか、キッチンカーや屋台も出店。ステージイベントも行われるなど、多くの来訪者でにぎわった。
静岡新聞社