松本人志訴訟、どうなる「A子」「B子」の女性2人特定要求 「名誉の回復」認められれば早期決着も
お笑いコンビ「ダウンタウン」の松本人志(60)が自身の性的暴行疑惑を報じた「週刊文春」に名誉を毀損(きそん)されたとして、発行元の文芸春秋などに、5億5000万円の損害賠償などを求めた訴訟の弁論準備手続きが、5日に非公開のオンラインで行われる。 【写真】松本人志が参加した豪華食事会 3月28日に東京地裁で行われた第1回口頭弁論では、文春側は「複数の女性が受けた同意のない性的行為は真実」と請求棄却を求めていた。原告の松本側は昨年12月27日発売の「週刊文春」の記事内で松本に性行為を強要されたと主張する「A子」「B子」の女性2人の特定を要求。文春側は女性2人については回答を差し控え、初回はわずか5分で終了した。今回の弁論準備手続きでは、被害を主張する「A子」「B子」の特定についての対応があるとみられる。 松本関連の記事は昨年末から12回掲載され、10人近くの女性が証言者として登場。今回の訴訟は、昨年12月27日発売号に掲載されたA子さんとB子さんの記事について争われている。松本は慰謝料を請求しているが、最も重要なのは「名誉の回復」と関係者。名誉毀損が松本の納得のいく形で認められれば、早期決着もあり得るという。 5月30日には、松本が企画プロデュースし、2018年からAmazon Prime Videoで配信のバラエティー番組「FREEZE」が、ポルトガルの最大手テレビ局・TVIで同国版として放送されることが発表された。このポルトガル版は、松本活動休止中における初の“活動発表”で、松本自身からのコメントはなかったが、本人は海外に波及する作品にとても喜んでいたという。 ▼松本人志報道の経過 ▼2023年12月27日 松本らが都内のホテルで複数の女性に強制的な性的行為を行ったなどと週刊文春が報じる。 ▼24年1月8日 裁判注力のため松本が活動を休止すると吉本興業が発表。 ▼同13日 松本に女性をアテンドしたと報じられた「スピードワゴン」の小沢一敬が活動自粛を発表。 ▼22日 文芸春秋への名誉毀損による損害賠償などを求め、東京地裁に提訴。松本個人による提訴で、損害賠償額は約5億5000万円。 ▼2月19日 TBS系バラエティー番組「クレイジージャーニー」(月曜・後10時)が放送。この日から松本は出演せず、7本の全レギュラー番組から姿を消す。 ▼3月25日 「人を笑わせることを志してきました。世間に真実が伝わり、一日も早く、お笑いがしたいです」との談話を発表。 ▼同28日 第1回口頭弁論が東京地裁で行われる。
報知新聞社