ルイ王子の「指が消えた」ことも…キャサリン妃「写真加工」は以前から 過去の「失敗作」たちを紹介
<今回は自身の健康問題もあって大騒動になってしまったが、キャサリン妃は以前から画像処理した写真を公開してきた>
3月10日に、母の日(イギリスでは3月の第2日曜日)を記念して公開されたキャサリン皇太子妃の新たな写真について、憶測や陰謀論がいま最高潮に達している。この写真には明らかに全体的な画像処理が施されている、という指摘がさまざまな方面から寄せられているのだ。 【写真】ルイ王子の「指が消えた」ことも...キャサリン妃「写真加工」は以前から 過去の「失敗作」たちを紹介 これを受けて、写真好きなキャサリン妃は、ソーシャルメディアの王室公式アカウントを通じて謝罪。自分は「アマチュア」の写真家であり、「ときおり」あれこれ編集してみることがある、と説明する事態となってしまった。 ここ1年ほど、ウィリアム皇太子とキャサリン妃が公開した公式家族写真が、何かと議論を巻き起こしている。SNSユーザーやメディアが、写真が公開されるたびに丹念に分析するからだ。 そこで、ウィリアム皇太子とキャサリン妃がここ最近公開し、編集疑惑が浮上した写真をいくつか振り返ってみたい。 ■母の日の写真をめぐる疑惑 ウィリアム皇太子とキャサリン妃は3月10日、ソーシャルメディアの公式アカウントに写真を投稿した。キャサリン妃と3人の子どもたち(ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子)が写っている、母の日を記念した1枚だ。 ケンジントン宮殿は、声明でこう述べていた。「母の日を記念し、キャサリン妃、ジョージ王子、シャーロット王女、ルイ王子の写真が本日、ソーシャルメディア公式チャンネルで公開された」「写真は今週、ウィリアム皇太子がウィンザー城で撮影した」 すると、ソーシャルメディアではすぐさま、写真には明らかに編集されたとみられる部分があるという声があがった。たとえば、シャーロット王女の右袖の一部がぼやけているところや、キャサリン妃が着ているジャケットのジッパーが一部欠けているところ、ルイ王子の足元の向こう側にある段差にずれがあることなどだ。 この写真は、1月に公務を休んで腹部の手術を受けて以来、初めて公式に公開されたキャサリン妃の姿だ。それが編集されていたということから、キャサリン妃の健康状態や居場所についてさらなる憶測が飛ぶことになった。 この編集疑惑を受け、AP通信を含む複数の通信社は、業界用語で「取り消し」を意味する「キル・ノーティス」を発表。ガイドラインに違反しているとして、使用をやめるよう報道機関に求めた。 この写真公開から24時間を少し過ぎた3月11日、キャサリン妃は珍しく、ソーシャルメディアで自ら声明を発表し、次のように述べた。「多くのアマチュア写真家と同様、私も時おり編集してみることがあります。昨日公開した家族写真で混乱を招いてしまったことをおわびしたい。母の日を祝った皆さんが素敵な1日を過ごしたことを祈っています。C」 ■エリザベス女王とひ孫の集合写真にも編集疑惑 王室メンバーが撮影した写真に改ざん疑惑が生じたのは、この母の日の写真が初めてではない。 ウィリアム皇太子とキャサリン妃は2023年4月、故エリザベス女王が、幼い孫やひ孫たちに囲まれた1枚の集合写真を公開した。撮影されたのは2022年夏で、場所はスコットランドのバルモラル城とされていた。 この写真はキャサリン妃が撮影したもので、2023年4月に、エリザベス女王の誕生日(生きていたら97歳となる日)を記念して公開された。エリザベス女王が2022年9月に死去して以来、初の公式写真だ。 この写真がソーシャルメディアで公開され、報道機関にも配布されると、それを目にした多くの人が、編集された形跡を発見し、オンラインにそれを投稿した。たとえば、エリザベス女王のスカートと背後のソファの境界線が見るからにぼやけていたり、ルイ王子の頭部に不自然な光が当たったりしている。 ケンジントン宮殿はそのとき、この写真や写真をめぐるソーシャルメディアでの議論について、コメントをいっさい発表しなかった。 ■クリスマスカード用写真の編集疑惑 編集ミスではないか、と取りざたされた皇太子一家の写真はほかにもある。写真家ジョシュ・シナーが撮影した、2023年のクリスマスカード用写真だ。 ルイ王子が椅子のひじ掛けに置いた左手の指先に、編集された形跡がみられる、という声がソーシャルメディアで上がったのだ(ただし、これについては確認がとれていない)。英紙デイリーメールはこの写真について、「キャサリン妃とウィリアム皇太子の毎年恒例のクリスマスカード写真は、フォトショップでの加工に失敗したようで、ルイ王子には中指がない」と題した記事をオンラインに掲載した。 撮影したシナーも、ケンジントン宮殿側も、この疑惑には対応しなかった。シナーは自身のインスタグラムに、一家を撮影したときについての温かいコメントを書き込んでいる。「このたび、ウィリアム皇太子とキャサリン皇太子妃、そしてご家族のクリスマスカード用写真を撮影できたことを光栄に思っています」 「これまでで最もリラックスした、楽しい撮影のひとときに数えられることは間違いありません。私のレベルにふさわしい冗談を新たにたくさん仕入れることができたのは、一家の子どもたちのおかげです」 (翻訳:ガリレオ)
ジェームズ・クロフォード=スミス