ご当地グルメ 熱戦開幕 食の祭典「シン・いばらきメシ総選挙」 全44市町村頂点競う 茨城・水戸
茨城県の新たなご当地グルメを決める食の祭典「シン・いばらきメシ総選挙2024」が同県水戸市三の丸の県三の丸庁舎駐車場などで開幕した。全44市町村が茨城県産の食材を生かした地元グルメを考案し、来場者の投票などで頂点を決める。初日の12日は、オープニングセレモニーが行われ、家族連れら多くの来場者でにぎわった。 祭典は茨城県の豊かな食材を生かし、新たな目玉となるご当地グルメを作ろうと、県が主催する。一般料理部門に41市町村、スイーツ部門に39市町村が出品。12~14日の3日間で、来場者は各部門に1日1回投票できる。県は、頂点に輝いたグルメについて首都圏を中心にPRする考えだ。 オープニングセレモニーに登壇した大井川和彦知事は「各市町村が誇りを懸けた最高の料理やスイーツが集まった。ぜひみなさん頑張って」と激励した。9月2日~10月4日までウェブによる事前投票では、約3万票が集まり、初日は暫定10位までを発表した。 会場には茨城県名産のレンコンやサツマイモ、クリなどを使った商品が多く並び、来場者は目当てのグルメをいくつも食べ比べた。出店者が「ぜひ投票をお願いします」と呼びかけ、来場者はスマートフォンからお気に入りのグルメに一票を投じた。 同県石岡市から妻と訪れた岩田博さん(68)は、同市出店のしゃぶしゃぶ料理を食し、「さっぱりしておいしかった。まずは石岡市の店に投票して地元を応援したい」と話した。両部門に出品する同県五霞町職員の斉木知輝さん(38)は「(面積が)一番小さい町から1位を目指して、3日間頑張りたい」と意気込みを語った。 最終日は事前投票と会場投票合わせ、各部門上位の10市町村を発表する。その中から審査員が新しさや斬新さなどを総合評価し、それぞれのグランプリが決まる。
茨城新聞社