サメに右足を食べられて義足となってから1年でパラ参戦! 米女子競泳が自身の衝撃経験を語る「本当につらい光景だった」
「私は『サメに襲われた』という点では特殊だとも思う。でも…」
大学時代に競泳チームに属していた才覚もあるが、トゥルーイットの不屈の努力は見事に実を結ぶ。 昨年末にフロリダ州オーランドで行われた全米大会の自由形と背泳ぎで優勝すると、今年6月にミネアポリスで行われた米パラリンピック代表の選考会では、100メートル背泳ぎ、100メートル自由形、400メートル自由形で優勝。圧巻の泳ぎでパリへの切符を掴み取った。 リハビリと競技復帰をサポートしたコーチのジェイミー・バローネさんは、米紙『Today』で「彼女は間違いなく私が今まで会った中で一番の努力家だ。練習を休んだことは一度も、本当に一度もない」と強調。復帰に向け、一度も諦めなかった本人を称えた。 その苦労は想像に難くない。それでもトゥルーウィットは、こう言っている。 「1年ちょっと前の自分の状況を考えると、信じられない気持ちではありますね。そして、たしかに私は『サメに襲われた』という点では特殊だとも思う。でも、苦労やトラウマを抱え、人生で困難な時期を経験したという点では特殊ではない。誰もが立ち上がる力を持っているわ」 どこまで前向きに取り組んでいるトゥルーイット。彼女がパラリンピックの大舞台でいかなる泳ぎを見せるかは大いに注目だ。 [文/構成:ココカラネクスト編集部]