親が「生活保護者」だった場合、子どもも生まれたときから「生活保護」を受けることになりますか?
生活保護を受給することは恥ずかしいことなのか
生活保護は日本が用意しているセーフティーネットの一つです。これを利用することは国民の権利であり、恥ずかしいことではありません。生活保護は単に生活費を支給するだけではなく、自立を促したり支援したりすることも目的としています。 厚生労働省「生活保護制度の現状について」によると、生活保護は204万人近い方が利用しているようです(令和4年6月時点)。 無理をして生活保護の受給を拒みつづけると、かえって子どもが苦労してしまい、子どものためにならない可能性もあります。どうしても生活保護が必要だと判断したら、子どものためにも素直に生活保護を頼ることをおすすめします。
まとめ
生活保護は世帯単位で認定を受けるため、基本的に親が生活保護受給者であれば、子どもも生活保護受給者となります。 とはいえ、子どももいずれアルバイトや就職などをしていくため、いずれは親子で生活保護から脱することもあるでしょう。子どものことを考えると、必要であれば生活保護について恥ずかしく思わずに必要な支援として頼っていいでしょう。 出典 厚生労働省 「生活保護制度」に関するQ&A 生活保護制度の現状について 執筆者:柘植輝 行政書士
ファイナンシャルフィールド編集部